スペイン巡礼16日目：したくない事だけ分かっていればいい Hornillos de camino 20km
今日は20㎞先の町を目指して出発
朝日がとてもきれいです
Burgosを出てすぐ、ブラジル人の女性カリンナと出会って一緒に歩くことに
私『カリンナは、なんでカミーノを歩いているの？』
カ『2年前に再婚して20歳下の旦那がいるんだけれど、彼と別れる強さを得るためよ』
私『え、そうなの？なんで彼と別れたいの？』
カ『私は今55歳。自分の人生を歩みたくなったの。でも彼がいないのは怖い。Santiagoに着くときまでに、彼に『私から離れなさい！』って言えるようになりたいの』
カリンナから55歳という年を聞いてびっくり
すっごいセクシーで、すっごくキュートで、一見30歳くらいに見えるカリンナ
カ『サラ、あなたは自分の人生を誰かのために変えようとしたことある？』
私『ん～・・・あるなぁ。でもその時は結局は変えられなかった。その時の私にとっては、お金も地位も捨てられなかったから』
カ『私は今までの人生で、誰かのために自分の生き方を変えたことは一度もないわ。
結婚した時も、子供が生まれた時もね。一度きりの人生、私は誰にどう言われようと気にしない、わがままに生きるの！』
と言いながら、私にウィンクするカリンナ。
カ『人生って、自分の嫌いなことだけ分かっていればいいの。どうしてもこれだけは許せない、絶対にやりたくないこと。あとの事なんて、宇宙に任しちゃえばいいのよ♪
だって、見たことない世界なんてたくさんあるもの、好きなこともどんどん増えていくどんどん変わっていくわよ私は。ぜ～んぶ宇宙に任せちゃうわ』
なんて、セクシーな生き方。笑
カリンナには、『もう55歳』というネガティブな考えは全くない
色気むんむんのカリンナから色々なことを教えてもらいながら、歩き続けます
（ちなみに、後ろ姿の女性がカリンナ）
途中バルに入って一休み
トルティージャらしきものを発見したので、オーダー
でもやっぱり違う・・・？
食べてみると、やっぱりトルティージャ
玉ねぎが入ったトマトソースの酸味と甘みが、とっても合ってすごく美味しい
卵が層になっていて、丁寧に作っているのがわかります
また食べたいくらい美味しかった
そんなこんなで、目的地の町Hornillos de caminoに到着
とても小さな町だけど、新しくてきれいなアルベルゲがあるのでここに泊まることに
広々としたリビング
清潔感のあるシャワールーム
中庭もあって、とっても素敵です
夕食は、100％自家製の巨大パエリア
みんなで食卓を囲みます
言葉が通じないけれど、ジェスチャーでなんでもOK♪
■アルベルゲ
Hornillos Meeting Point
1泊10ユーロ（約1300円）
『自分の人生の中でしたくない事を分かっていれば、あとはそれを避けるだけ。好きなものはどんどん受け入れる柔らかさって素敵だな～』
そんなことを考えながら、眠りにつきます。
今日も素敵な1日に感謝しておやすみなさい:)
