スペイン巡礼22日目:セクハラカミーノ⁉ Puente Villarente 32km
今日はアルベルゲで、立派な朝ごはんを食べて7時半に出発
外は気温7度以下。
スペインと言えど、ここは北スペインのバスク地方
朝と日中の気温差が20度以上
遮るものが一つもない平地
ずっとまっすぐ
横に咲いているお花と、不思議な植物を楽しみながらひたすら歩き続け
目指していた町に到着。あっという間の25㎞
今日は、なんだかもっと歩きたくて、仲間と別れ、さらに7㎞先の町まで歩くことに
町を出て歩き続けていると
目の前から巡礼者らしき人がこちらに向かって歩いてくる
ほとんどの人は、ゴールのSantiago(サンティアゴ)に着いて終わり
ただ、中には歩いてきた道を辿るように、歩いて出発地点まで戻る人も
出会ったときには、時々挨拶を交わす
『彼もそうなのかな・・・』
すれ違う時に、
『ブエン・カミーノ!』と言い合い、
歩き続けると、彼は急に向きを変え私のところまで戻ってきて、私に話しかける
男『君はどこの国の人だい?』
私『日本からです、あなたは?』
男『僕はオーストリアから。オーストリアから3000㎞を歩いているよ』
なんと彼は3000㎞も既に歩いているとのこと!
これから歩く、きれいな道など彼のおすすめを教えてもらい
『ありがとう!ブエン・カミーノ!』
再度歩き出そうとしたら
『お金を少しくれないか、今日のパンを買えるだけの1ユーロでもいい。』
50-60歳ぐらいの男性にお金を請求されるなんて思ってもいなかったので驚きながらも、財布の中に入っていた3ユーロを渡したらとても感動されて私まで嬉しい気持ちに
記念に写真を撮ろうと提案され
シャッターを押した瞬間・・・・
(つんつん…つんつん…)
なんやねん!!
胸をつついてくる、この人!
ただの変態おやじだったわ!笑
こっちがチップを払ってほしいくらいだわ!
と思いながら、気を取り直して歩きます
この道は国道沿いだけど、川もあって
午後3時ぐらいに、7㎞先の街に到着
アルベルゲに到着すると、その広さにびっくり
イギリス風のホテルって感じかしら
雰囲気のある書斎から、ダイニングスペース、大きなキッチン、大きすぎる中庭
ゆったりできる場所
■Albergue San Pelayo
1泊10ユーロ(約1300円)
ディナーもすごく豪勢で、美味しい
私のお気に入りは、メインの鶏肉でした
ハニーソースが鶏肉にマッチングして、とても美味しい
ここで出会った、スウェーデン人のリタ
67歳とは思えないほど歩くのが早くて、すごくハッピーな素敵な女性
お互いの人生についてたくさん話して、たくさん泣いた日になりました
なんて素敵な人なんだろう
今日もこんな素敵な出会いに感謝するばかりです
ありがとう