スペイン巡礼19日目:1杯130円の激安・激うまバル Carrrion de los condes 21km
『SARA!!!』
と大きな声で呼んだのは
ルーマニア人のカタリーナ。
『やっと着いた・・・』
今日泊まるアルベルゲに入った途端
『SARAにあげるために、ポスターもらってきたのよ!!』
と大きなポスターをくれるカタリーナ
2日前ハビエルのアルベルゲで出会ったときは、手作りのブレスレットを
『これはルーマニアでは、友情の証しなのよ!』
どこまでも明るくて優しいカタリーナ
ちなみに後ろに映っているのが、カタリーナのお母さん
お母さんも、ファンキーでチャーミング
素敵な親子との出会いに感謝
お腹が減ったので、街巡り
町を歩いていると、おばあちゃんが私を凝視
ニコッて微笑んでみたら
杖をつきながら、私のほうへ
お『この町を案内してあげるわよ!ついてきな』
私『わぁ!ありがとう!お腹が減ったの、何か食べるところないかな?』
お『レストラン?バル?ピンチョスが食べたいの?』
と歩きながら、おばあちゃんの町の友達を次々と紹介してくれる
スペイン語で話しかけてくるので
想像力とジェスチャーで会話を続けていると
『ここがいいわよ!!』と連れてこられたバル
『Muchas Grasias(どうもありがとう!)』
とおばあちゃんにお礼を言って、早速入ってみることに
『おっなんだか良さそう』
早速、ビールとピンチョスをオーダー
ムール貝のトマトソースのせ
と、卵の野菜ビネガー漬け
美味しい~!!
でも一口で終わっちゃうので、もう一回オーダー
やっぱり美味しい~!!
続いて、赤ワイン
おつまみは、マッシュルームのソテー
『明日はどこまで歩こうかな・・・』
と飲みながら、整理していたら
頼んでいない赤ワインと、トルティージャのピンチョスが
マスターにこれどうしたの?ってきいてみると
マスター『あちらのお客さんから』
と。3人のおじさん達からのプレゼント
私『わぁ~!!ありがとう』
とお礼を伝えたが、またもやスペイン語だったので、ジェスチャーで感謝を伝えて
記念にパシャリ
マスターも気さくで、ワインもたった1ユーロ(約130円)
ピンチョスも美味しいし、本当にこのバルが大好きな場所になっちゃった!
おばあちゃん、教えてくれてありがとう!!
さて、今日泊まるアルベルゲは
・音楽イベント
・カトリック教会でのミサ
・スペシャル手作りディナー
など、イベントが盛りだくさんの場所
午後3時過ぎ。裏庭に集まって音楽イベント
ギターやハーモニカ、タンバリンなど好きなものを持ち寄って楽しく歌を歌います
ここで働いている人はみんなボランティア
『僕たちはカミーノを歩いてたくさんのものを与えられた。次は僕たちが返す番だ』
とホスピタリティに溢れた人たち
『なぜカミーノを歩くのか?』
その質問に対して、サークルの順に答えていく
その中で、話し出した瞬間に泣き出した男性が。
彼の名前は、ベン。
涙をこらえながら、ベンは話す
『僕の妻は、昨年病気で亡くなった。彼女が亡くなる前に、このカミーノ・デ・サンティアゴを一緒に歩きたかったと僕に言っていたんだ。だから僕は、今、彼女の願いを叶えるために、遺灰を持ってカミーノを歩いている。』
私まで涙をそそられた話
色々な目的や思いをもって歩いている人がいる
そのあとは、カトリックの教会でミサ
神父さんが、巡礼者一人一人におでこで十字をきって、お祈りしてくれます
そして、そのあとはメインイベントのディナー
実はここ、このディナーが面白い
巡礼者が各々食材を持ち寄って
その集まった食材で、ボランティアで働いているスタッフたちが
あれやこれやアイディアを膨らましてご飯を作ってくれるの!
私は赤ワインと玉ねぎ、パプリカを用意
前菜からデザートまで盛りだくさんの贅沢ディナーでした
巡礼者を温かい気持ちで受け入れてくれているのがすごく伝わる
あったか~いアルベルゲ
とってもおすすめです。1泊5ユーロ
■アルベルゲ
Hostel Parish Santa Maria del Camino
今日も素敵な1日に感謝して
おやすみなさい